請求日： 2019年2月
病名： 両網膜色素変性症
結果： 障害厚生年金2級
請求方式： 事後重症
年金額： 年額約150万円（配偶者加給あり）
就労状況： している（事務補助業務）
障害者手帳： 身体障害者手帳5級
家族構成： 配偶者
生活する上で困難なこと：
飛蚊症の影響で一時的に目の前が見えなくなり、業務中に頻繁に休憩が必要。
小さな文字を読む際には拡大が必要で、作業効率が低下している。
視野狭窄により外出時に障害物と衝突しやすく、特に夕方以降は夜盲のため外出が困難。
視力の低下や視野障害が進行しており、改善の見込みがない。
屋内での就業中にも足元の障害物に躓くことが多く、就業を続けることに不安を感じている。

この事例では、両網膜色素変性症による視覚障害を持つ人が障害厚生年金2級の認定を受けたケースを紹介しています。請求日は2019年2月で、年金額は配偶者加給を含めて年額約150万円の受給となりました。
受給者は現在、事務補助業務をしていますが、視覚障害により日常生活や就業に多くの制約があります。特に、視野狭窄や飛蚊症の影響で外出や就業が困難な状態です。

総評
この事例は、両網膜色素変性症が個人の生活や就業に及ぼす影響の深刻さを示しています。障害厚生年金2級の受給は、受給者にとって重要な経済的支援を提供し、医療費や日常生活のサポートに役立ちます。

視覚障害のような感覚器の障害は、日常生活の基本的な活動に大きな制約をもたらし、就業においても特別な配慮が必要です。障害年金制度は、このような状況にある人々が病気と闘いながら質の高い生活を送ることを支援するための重要な仕組みであり、受給者が治療に集中し、家族と共に生活の質を維持するための支援を提供します。