ステータス
請求日:2016年2月
病名: 双極性障害
結果: 障害厚生年金2級
概要
ご自身で請求を行い、初診日について照会がかかったところで、対応困難となり、共通の友人より、ご紹介頂きました。
当初、ご本人は、国民年金での請求をされていました。ただ、そこに添付されていた受診状況等証明書(初診証明の書類)に前医についての記載があり、その病院にて、証明を取得するよう照会されていました。
かなり前の記録でしたが、幸いにもカルテの保存がありました(精神科はわりと昔の記録でも残っている可能性が高い印象があります)。
年金記録を確認すると、厚生年金の期間だったため、厚生年金に切り替えようとしたところ、保険者より、「社会的治癒が成立しているので、基礎年金が初診日になる」旨の回答がありました。
そんな都合の良い理屈を認めるわけにはいかないため、過去の裁決例等をもとに説明を行い、無事、厚生年金での受給が認められました。
ご本人がそのまま請求をされていたら、たぶん基礎年金を受給することになったのではないかと想像します。そもそも社会的治癒を持ち出すくらいなら、なぜ、前医の記録を取る必要があるのだろうとさえ思います。